武道三昧

先週一週間は実に武道三昧な一週間でした。
もともと整体ヨガ教室を一週間に7コマ、指導させて頂いておりますが、
(自分で自分の身体を整体するメソッドとヨガのアーサナを組み合わせたレッスンを長年指導してきましたが、近頃ではフェルデンクライスにゾッコンで、レッスン内容の8〜9割、フェルデンのメソッドを取り入れています)

それにプラス合気道修業するとなるとカラダがあちこち使われて嬉しい悲鳴?

をあげています。

先週一週間の振り返り

9月8日(月)
午前9:45~11:15 整体ヨガ(東近江)

夜19:00~22:00 澄月会稽古(合気道

9月9日(火)
午前10:00~11:30 整体ヨガ(近江八幡

夜19:00~21:00 澄月会稽古

9月10日(水)
午前9:45~11:15 整体ヨガ(東近江市

夜19:30~21:00 整体ヨガ(東近江)

 

9月11日(木)
午前10:00~11:30 入江道場(入江先生の御指導を受ける 合気道 京都・旧武徳殿)
午後14:00~15:30 整体ヨガ(五個荘

夜19:00~21:00 澄月会稽古

 

9月12日(金) 

午前9:30~11:30  気の錬磨・杖の稽古 入江道場(入江先生の御指導 旧武徳殿)

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夜19:30~21:00 整体ヨガ(東近江)

 

9月13日(土)

午前11:30~13:30 凱風館 多田塾甲南合気会(神戸 内田樹先生の御指導)
午後14:00~16:30 凱風館(韓氏意拳 守先生 御指導)

 

9月14日(日)
午前9:15~11:20 本部道場指導者、遠藤征四郎師範 講習会参加(草津市武道場

一週間に14コマ動いたらさすがに疲れました。
もちろんワタクシ、一応主婦ですので家事もその合間合間にやっております。

ちなみに木曜日の夕飯写真(←なんか言い訳がましいですが...苦笑)

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さて、三連休の最終日、遠藤師範の講習会の翌日の朝は....
一週間分の筋肉の中の疲労物質?乳酸が溜まったような、

カラダがヨレヨレ、ぐでんぐでんでした。

ほんとうにこれはちょっと身体を本気で休めないとやばい状況でした。

けれどもほんとうは
身体の使い方、心の在りよう、動き方など理にかない

もっともっと精度が上がれば

このような疲れはでないのだろうと思います。

が、これが私の現状なのだと粛々と受け止めました。
まぁそれに今年ついにうん十代に突入した私ですが、

その年齢の割にはがんばっていると思うし。

しかし、不思議なもので、迎え酒のように、ちょっとでも家で合気道の動きをした方が

身体に潤滑油がまわるといいますか、楽になるといいますか、
なんというか何もしないでいるほうが気持ちのわるい身体になりつつあるというか....

(ア、アディクション?...^^;)

特に若い方、合気道をはじめたばかりの方にお伝えしたいのは、

合気道の稽古はたぶん一週間のうちにコマ数を増やした方が技の手順など覚えも早くなり動きが身体に早く馴染み

そのうち合気道の動きをしていないと気持ちのわるい身体になってくるとしめたもので
合気道がどんどん好きになりハマってゆきますよ....(^ー^)V

この一週間はふだんのお稽古に加えて韓氏意拳や遠藤師範の講習会に参加させて頂き、多くの学びや共時性や相乗作用もあり、これらはどうにも言語化するにも、追いつかないような情報量であり体験であり、濃い日々でした。これらを言語化したい欲求はかなりありますが、言葉にしたとたん、言語化されなかった大切なものが指の隙間からこぼれ落ちてゆきそうな気もするので、この大いなる学びと気づきの日々は、あえて言葉にしないで、じぶんの身体と頭と心の片隅に残るものを大切にしようと思います。

 

 

 

 

 

気づき

何か困ったことがあったら、

その対象に対して、

もっとも最適な答え(応え、ふるまい)は、
愛することなのだなぁと思う。

ここでいう愛というのは、

仏教が戒める「愛するな」という教え、

つまり自己愛や渇愛のことではなく、

相手が育つような応えの出し方。

 

厳しく批判したり責めるのではなく

自分の感情は一旦横においておいて、

相手が育つような言葉がけをすること。

自分に害をもたらすものに対して

相手に対する憎悪の念、感情を一旦横に置くという

その心の所作そのものが多大な勇気であり

それが愛でなくてなんなのでしょう。



もちろん、神様じゃないから万人にそのような振る舞いはできない。

自分に激しく害を与えた、あるいは与えてくるようなものに
そのような振る舞いはし難い。

 

し難いけれど、宇宙の法則としては「そうふるまう」のが

最適動線なのだな、ということを

とりあえず理屈ではわかる、理屈で識った。

 

今の自分はそういう段階に居ます。

 

気づいても、なかなか出来ない、

けれど知恵としては識っている、その程度。

 

識ったことをいざというときに

どうやって実行、実践してゆくか

そういうのが今のじぶんの修業なのだなぁと

この頃、思う。

 

し難いけれど、宇宙の法則としては「そうふるまう」のが

最適動線なのだな、ということを

とりあえず理屈では識った。

 

わたしはどこでそれを識ったのだろう。

いつ気づいたのだろう。

 

たぶん、合気道をするなかで。

 

 

 

秋審査

9月2日(火)
凱風館・朝稽古後の審査にて、
内田樹師範のご審査のもと
澄月会から二人、また新しく昇級させて頂きました。
五級審査に挑ませて頂き、ヨシザキさん、カトウさん両名とも
四級に飛び級させて頂きました。
内田先生、ありがとうございました。
また審査の受けをとってくださったみなさん、ありがとうございました。

はじめて凱風館に寄せていただいたうちの道場生に
朝稽古やヨハンナ稽古にて、

親切に組んで教えてくださった凱風館のみなさまに
深く感謝致します。

内田先生からの審査後の講評は
「審査において、
技というよりも、もちろん技も大切なのですが、
審査が始まる前や審査が終わった後、
技が始まる前、技と技のあいだ、
そういったときに何をしているか
所作や振る舞い、周りとの間合い、目付などを観ている。」
とおっしゃられたことが大変印象に残っております。

先日8月の演武会の後にも
内田先生がTwitterにアップされたことが
私の中では深く残っています。
「長く続けているのになかなか技が上達しないと嘆く方もいらっしゃいますが、合気道の稽古の成果は合気道の技というよりも、むしろ日常生活の所作や振る舞い、在り方の方にきっちりと成果が出てくるものです」

そういった内容を確か書かれていらっしゃいました。
このことは大変重要だと思います。

私も合気道が好きで合気道をやっていますが、
なぜ合気道を続けているのか、
それは合気道がただ道場の中の稽古で完結し収まりきらないほどに
自分の人生や運命をも変えてゆく、進化させてゆくような
つまり「人を成熟させる」力を持っていることを感じるからだと思います。

ずっと以前から
合気道の稽古の場は稽古の場、合気道の稽古の本番は、"人生”。」と教えて頂いてきましたが、ほんとうにやっと少しずつ私なりですが、そのことの真意の片鱗が垣間見えてきた気がします。

視野は広くなってからこそ、今まで自分の視野が狭かったことに気づくだなと思います。

合気道にご縁をいただけたこと、
良き師匠に巡り会えたこと、
良き先輩方、同門、後輩、仲間のみなさん、
そして自分が主宰する澄月会の道場生たち
すばらしいご縁によって支えられている合気道の日々に
深く感謝しております。

先生のご感想

内田先生が早速、昨日の演武会に関するコメントをTwitterにアップしてくださっていたので、ここに再掲させていただきます。

おはようござい ます。演武会無事に終わりました。みなさんの一年間の精進のあとをはっきり感じました。「たくさん稽古している人」と「あんまりできていない人」の差がいちばんはっきり出るのは「技が終わってから、次の技の開始点に移動するまでの体捌き」、つまり「間合いと間」でした。

ふつうは自分の技の強さや精度を気にするんですけれど、いちばんはっきり変わるのはそこじゃなくて、「それ以前」の身体の使い方なんです。道着の着付けとか、道場に入るときの座礼とか、列を作るときの位置どりとか、そういう「無意識の動作」がいちばん変わる。

 

「いっぱい稽古しているのに、さっぱりうまくならないなあ」とお嘆きのみなさん。そんなことはないんですよ。みなさんが自己点検しているところ「じゃないところ」から変わってゆくんです。

 【@levinassien  内田先生のツィートから抜粋】

以上です。



視野が狭くなったり、近視眼的になると自分の位置取りや相手や全体との間合いがどうなっているのか、気づきにくくなるものです。

 

内田先生は普段から、自分がどういう立場でどう動くか、常に最適な場と最適な動きを選ぶこと、よくおっしゃられます。

 

自分も指導の立場に立たせて頂くと人の立ち位置や場所取りや間合い、距離感、間など気になることがあります。

 

立ち位置や立場やそこに生じる責任を得て初めて逆の立場の方の気持ちも察することができるものです。

こういうことは大人になってからも起こる現象で、むしろ大人になってからは、自分がなにか変なことをしていても、自分と自分の同種の癖を持つ人以外の人は気づいているものなのですが、なかなかふだんの日常生活で直接的に他者によって気づかされることはありません(大人になると誰も叱ってくれなくなりますからね)

そういう意味でも合気道の現場に身を置くというのは大変意味深いものがあります。

内田樹先生から演武会後にお言葉をいただく

昨日は演武会の後の直会で内田先生に澄月会の3人でご挨拶させて頂きました。そのときに内田先生がおっしゃられた印象深かったこと。

道場生はそこの道場の先生の個性を拡大する

という言葉です。

澄月会を始めてから一年と少しになりますが、以来、徐々に私の技の癖がとれてきたと教えていただきました。
それは道場生が自分の欠点を拡大して見せてくれるからだ、と。
つまり道場生は先生と鏡うつしになっている、と。

確かに凱風館や入江先生の道場でどなたかと組んでいるときにありえない「あれ?」という瞬間が自分の道場生にはあります(苦笑)。

それはうすうす「これはもしかして私の癖(欠点)ではないかしら?」と思っていたのですが、やはりそうだったのですね。

おかしいなぁ、どうしてこんなふうに伝わるのか総点検しているうちに、これはどうやら自分自身が伝えてしまっているらしい、ではどうやったら正しく伝わるのか、と探している間に、自分自身の技の問題を解決していくようです。

内田先生は「普通、人に教えるのは4段からと言われています。地域によっては6段からだというところもあります。それでも僕は初段から人に教えることを薦めるのはこのような効果があるからです。

自分が場を主宰し、人に教えるためには必死になって習得しなければならない。
だから初段をとって普通に稽古しているより、初段をとって人に教え始める方がぐっと伸びる。」

ほんとうに心強い有り難いお言葉を頂きました。
そして最初に習った先生、出逢った先生というのは宿命である、それを受け入れ大切にしなければならない、という力強いお言葉を私と会の人にお伝えくださり、先生の深いお心遣いと配慮に深く感謝致します。

ありがとうございます。

第三回凱風館演武会 

第三回凱風館演武会に今年は澄月会として私を含む4名、初めて参加させて頂きました。総勢90名!! みな凱風館のみなさんと一緒に稽古&演武を拝見させて頂き、そして自分たちの日頃の稽古の成果の発表と、今日の体験を大きな成長の糧にしてくれると思います。
内田樹先生、凱風館のみなさま、貴重な体験を与えて頂きありがとうございました。澄月会のみなさん、遠路お疲れ様でした。
 
第三回凱風館演武会に今年は澄月会として私を含む4名、初めて参加させて頂きました。総勢90名!! みな凱風館のみなさんと一緒に稽古&演武を拝見させて頂き、そして自分たちの日頃の稽古の成果の発表と、今日の体験を大きな成長の糧にしてくれると思います。
内田樹先生、凱風館のみなさま、貴重な体験を与えて頂きありがとうございました。澄月会のみなさん、遠路お疲れ様でした。
写真: 第三回凱風館演武会に今年は澄月会として私を含む4名、初めて参加させて頂きました。総勢90名!! みな凱風館のみなさんと一緒に稽古&演武を拝見させて頂き、そして自分たちの日頃の稽古の成果の発表と、今日の体験を大きな成長の糧にしてくれると思います。
内田樹先生、凱風館のみなさま、貴重な体験を与えて頂きありがとうございました。澄月会のみなさん、遠路お疲れ様でした。

 

五級ヲ授与ス

5月12日(月) 稽古日誌

本日は、澄月会門人の中で紅一点のれいこちゃんが道着デビューを果たされました!ぱちぱち♪(つぎはヨコタさんの道着デビューがたのしみです)

  仕事で遅れて稽古に入場されたので帯の結び方など直接に伝授できなかったのですが、ご自分で固く結び、帯の両端がきちんと下に向いていたので立派でした。

そして武道場に最もご近所(自転車で3分!)な高校生が体験に来てくれました!
市内で合気道を検索して澄月会のHPに出会ったのだそうです。

嬉しいご縁ですね。

中学時代は体育の授業で柔道を、そして半年ほどボクシングを習ったことのあるという、武道や格闘技系に興味のある男子です。

呼吸法にはじまり、呼吸操練、天の鳥舟、振魂の行、四方斬り、準備体操、受け身、膝行、半身、入り身、転換、余分な力を入れない身体の使い方(腕の三種の違い)、逆半身片手取り(一直線上で入り身転換、入り身投げ)、相半身片手取り(入り身投げ、片手のみで四方投げ小手返し)、坐技呼吸法など、合気道の基礎を伝えて行くことに専心しました。
なかなか筋のいい男子です。
見取り稽古で見取る力も感じます。
集中力、若さ、素直さ、これらは彼の才能といってよいと思います。
今日、体験にこられた彼だけでなく、全体的に門人みなさん、筋というか勘がよく嬉しい限りです。心根も素直で気持ちのよい方ばかりに恵まれ、道場長はしあわせです。

あとはわたし自身がどうきちんと分かりやすく丁寧に伝えてゆけるか、
きちんとバトンが渡せるように
しっかり自分の修練をもっともっと積まねばと感じた次第です。

そして先日、凱風館でのお稽古の帰りに、先月に昇級審査を受けたばかりのヨシザワさんの5級の許状をいただきました。ありがとうございます。

今日のお稽古後に授与式を行いました。

みなさんから祝福の拍手を受けて、ヨシザワさん嬉しそうでした(^^)。

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わたしにとって、初の門人が初の級を取得したことは、感慨深いです。

審査をしてくださった内田先生にあらためて深く感謝いたいします。

澄月会を発足して以来、何人かは体験に来られましたが、なかなか入門にはいたらず、長くヨシザワさんと二人でマンツーマン稽古をしてきました。長い冬の時代を乗り越えて(!?)、少しづつですが、徐々に人が増え、よい方たちに恵まれ、地元で合気道の輪をひろげてゆけそうで、本当に嬉しい限りです。

これからもみなさんにあたたかく見守っていただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。