秋審査

9月2日(火)
凱風館・朝稽古後の審査にて、
内田樹師範のご審査のもと
澄月会から二人、また新しく昇級させて頂きました。
五級審査に挑ませて頂き、ヨシザキさん、カトウさん両名とも
四級に飛び級させて頂きました。
内田先生、ありがとうございました。
また審査の受けをとってくださったみなさん、ありがとうございました。

はじめて凱風館に寄せていただいたうちの道場生に
朝稽古やヨハンナ稽古にて、

親切に組んで教えてくださった凱風館のみなさまに
深く感謝致します。

内田先生からの審査後の講評は
「審査において、
技というよりも、もちろん技も大切なのですが、
審査が始まる前や審査が終わった後、
技が始まる前、技と技のあいだ、
そういったときに何をしているか
所作や振る舞い、周りとの間合い、目付などを観ている。」
とおっしゃられたことが大変印象に残っております。

先日8月の演武会の後にも
内田先生がTwitterにアップされたことが
私の中では深く残っています。
「長く続けているのになかなか技が上達しないと嘆く方もいらっしゃいますが、合気道の稽古の成果は合気道の技というよりも、むしろ日常生活の所作や振る舞い、在り方の方にきっちりと成果が出てくるものです」

そういった内容を確か書かれていらっしゃいました。
このことは大変重要だと思います。

私も合気道が好きで合気道をやっていますが、
なぜ合気道を続けているのか、
それは合気道がただ道場の中の稽古で完結し収まりきらないほどに
自分の人生や運命をも変えてゆく、進化させてゆくような
つまり「人を成熟させる」力を持っていることを感じるからだと思います。

ずっと以前から
合気道の稽古の場は稽古の場、合気道の稽古の本番は、"人生”。」と教えて頂いてきましたが、ほんとうにやっと少しずつ私なりですが、そのことの真意の片鱗が垣間見えてきた気がします。

視野は広くなってからこそ、今まで自分の視野が狭かったことに気づくだなと思います。

合気道にご縁をいただけたこと、
良き師匠に巡り会えたこと、
良き先輩方、同門、後輩、仲間のみなさん、
そして自分が主宰する澄月会の道場生たち
すばらしいご縁によって支えられている合気道の日々に
深く感謝しております。